岩谷産業、2026年3月期は増収増益
岩谷産業が発表した2025年3月期連結決算は、主力のLPガスの輸入価格が高値で推移し、宇宙開発向けの液化水素の販売が伸びたことなどにより、売上高が前年同期比4・1%増の8830億円となったようです。
その一方で、純利益は、オーストラリアで計画していた水素製造・輸入プロジェクトの撤退費用を計上したことなどが響き、6・9%減の404億円。
26年3月期は、LPガス事業でM&A(企業の合併・買収)を通じて販売が増えるほか、産業ガス・機械事業でデータセンターやAI市場向けの拡販が見込まれることなどから、売上高は6%増の9364億円、純利益は20・6%増の488億円になる見通し、
水素エネルギー社会の実現に向けて、脱炭素需要の着実な取り込みを推進しており、間島寛社長は、大阪・関西万博で運航する水素燃料電池船「まほろば」について、「水素が活用されていることを来場者に実感してもらうとともに、世界中に発信したい」と話しています。
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